ミズタニシザーズ オフィシャルサイトの 第62話:傷んだ髪のページです。

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第62話:傷んだ髪
髪を切られても、私たちは痛いとは感じません。これは髪に神経がないからです。つまり毛細血管も通っていません。毛細血管は、体の末端まで酸素と栄養を運び、細胞を生きている状態にしています。しかし髪は生まれながらに死んでいる細胞のために、髪は一度切ってしまうと再生する能力はありません。美容師、理容師はこれらのことを理解しているので、いかに髪を傷めないでカットするかにこだわっています。たとえば美容院でパーマをかけるときには、髪のPHバランスをアルカリ性に傾け過ぎず、適切な酸化状態(pHを5.5〜6)に調整しています。
 
タンパク質が大きい分子(高分子)状態では水に溶けにくく、化粧品に配合することは難しいので、PPT(天然由来のタンパク質加水谷分解物ポリペプチドのこと)が使われます。PPTはタンパク質と同じようにアミノ酸が連なって構成されている成分ですので、分解して水に溶けやすくなっています。化粧品にも配合しやすいので、髪の補修効果などのトリートメント効果を持つ成分を髪の損傷部分に配合して使用されます。このようにPPTはタンパク質が細かく分解された状態ですから、化粧品に配合すると髪にしっかり吸着して、失われたタンパク質を補うことができると考えられています。