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第69話:人間工学〜人とお店〜
美容師、理容師とかかわりのある人間工学とはどのようなものがあるでしょうか。まずは店舗における部分です。店舗内では従業員やお客さんを含て複数の人がいて、ときには移動したり、作業を行ったりしています。お客さんの通る道、すなわち「動線」はとても気を使うところでしょう。常に1人しか通らないのか、他の人とすれ違うことがあるのかなどを考慮する必要があります。一方でお客さんを優先するあまり、従業員の動線がめちゃくちゃになってもいけません。病院の設計は患者と医療スタッフの動線や設備の関係で非常に難しいといわれますが、美容室にも似た部分があるのかもしれません。
 
次に、「作業域」に関する部分です。カットをする時は、セット椅子に座ったお客さんの周りを一周するように作業することが多いようです。隣の作業者とぶつかってしまうのでは作業域として狭いかもしれませんし、様々な備品の収納場所が遠くにあっては作業効率を落とすことになってしまいます。
 
著名な建築家であるル・コルビジェは、モデュロールという人体寸法と黄金比などから、建築物の基準となる寸法の数列を作り出しました。彼はモデュロールについて「建築や、その他の機械の設計に普遍的に適用できる、人体の寸法に合わせて調和した寸法の範囲」として評していて、現代でもその影響は大きく、店舗の設計には大変参考になるものです。