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第84話:メラニン色素の役割
メラニン色素は前述したように、多くは動物の皮ふ、毛髪、眼(瞳孔)など皮ふ表面に含まれていますが、組織内に広く含まれる褐色や、黒色の色素です。メラニン色素は、太陽から注がれる有害な紫外線をカットする役割があります。紫外線は人体に有害で、皮ふの奥まで入り込むと炎症や水ぶくれを起こしたり、皮ふ細胞の中にある核が紫外線にああたるとDNAを損傷したり、変異して皮ふガンを誘発します。これが細胞ストレスです。先に述べた睡眠不足も、ストレスから色素細胞が損傷を受けてしまうというものです。哺乳動物は1日で、最高10万個のDNAが損傷を受けており、なかでも色素細胞の損傷がもっとも大きいといわれています。
 
遺伝的にメラニンが少ない白人は、皮ふガンになりやすいといえます。褐色や黒色のメラニンは、紫外線によって発生する活性酸素を消滅させる効果があります。しかしフェオメラニン(後述)は、紫外線を浴びると活性酸素を作ります。白人に皮ふガンが多いのは、この活性酸素が理由としてあげられています。人体には皮ふを紫外線から守る仕組みがありますが、それがメラノサイトです。表皮の基底層にあるメラノサイトは、メラニン色素を産生し、それを周囲の表皮角化細胞に供給することで、真皮に紫外線が届かないようにブロックしています。