Q. ヘアスタイリストになったきっかけは何ですか?
“好奇心”をきっかけにヘアスタイリングの世界へ。趣味としてヘアカットを始めたものの、思い描く仕上がりにはなかなか届かず、その理想と現実のギャップが技術を磨き続ける原動力になりました。コロナ禍を機に海外での活動を終えてマレーシアへ帰国。SNSを通じて美的感覚の合うジョンと出会い、現在はChop Hair Studioの一員として、ともに成長を続けています。
Q. あなたの作品や創作活動の中で、大切にしている考え方や伝えたいメッセージはありますか?
大切にしているのは、「実用性」と「似合わせ」です。ヘアカットはまず、その人のライフスタイルや骨格、そして、その人本来の個性にフィットしていることが重要です。創造性は、その土台の上でこそ活きるものだと考えています。決まった型に当てはめるのではなく、一人ひとりを丁寧に観察しながら柔軟に対応することで、その人に最適化された、実用的で再現性があり、なおかつ個性を活かしたヘアカットを実現しています。
Q. 現在、注目しているトレンドや、これからのクリエイティブな分野がどうなっていくと思いますか?
今、大きなトレンドの一つは、バーバーと美容の境界がなくなりつつあることです。クリッパーとシザー、それぞれの技術が進化しています。SNSがその技術や知識の共有を加速させ、美容師・理容師の垣根を越えた、より多彩な技術を持つ理美容師が増えています。デザイン面では、動きや質感を活かした、ナチュラルで手入れのしやすいスタイルへの移行を感じています。同時に、過去のスタイルを現代の技術と感性で再解釈し、より洗練された形へとアップデートする動きも広がっていると思います。